2010/02/05

大英帝国衰亡史

神野直彦先生は「宇沢先生によれば、ローマ帝国衰亡史と同様、アメリカ帝国は2011年に崩壊する!」と東大最後の授業で煽っていた。どうやらローマ帝国は10年かけて崩壊したらしく、アメリカ9・11の2001年から10年ということのようだ。それと関連して、この大英帝国衰亡史の行っていることが面白い。
英国は興隆していくにつれて市場を開放し自由貿易を促進していったが、そのうちに製品はほとんど輸入品になり、最後に残された砦が金融業界であったこと。そして貿易黒字を貯め込んで、その資産を海外に投資して、海外の資産の収益で輸入品を大量に買い始めた。もともと英国は軍事費はとても少なかったが、その海外の資産を守るために、急激に国防費を増やしていき、その国防費負担が大幅な財政赤字へとつながっていって、国力の衰退へとつながっていった。
大英帝国衰亡史
http://d.hatena.ne.jp/yumyum2/20010319/984928152

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