2009/07/04

Helpman, Melitz, and Yeaple (2004)

Helpman, Elhanan, Marc J. Melitz, and Stephen R. Yeaple (2004) "Export Versus FDI with Heterogeneous Firms," AER.
Helpman, Elhanan, Marc J. Melitz, and Stephen R. Yeaple (2003) "Export versus FDI," NBER Working Paper No. 9439.

Framework
効用関数をCobb-Douglas型関数として、H個の財については企業の異質性をCES型関数で表わす。

この式と収入を与えると効用最大化問題により需要関数を導くことができる。
一方、企業は参入+撤退参入+国内市場のみ参入+国内市場+輸出参入+国内市場+水平的FDIの4種類が存在知る。これは技術力が高い順なのだが、参入するまでは技術力の分布関数(パレート分布を仮定)しかわからない。需要関数と技術力から利潤最大化を設定して、期待利潤とcutoffの水準を計算することができる。

Home Market Effects
-国が大きいほど、国の大きさ以上に企業が参入してくる。
-大国の消費者は多様な財を満喫することができ、高い社会厚生が得られる。
-大国のマーケットでは自国財の活動が盛んで、外国の財はシェアが小さい。

Comparative Statics
一国における外国籍企業の財のシェアに対する貿易財のシェアは、

比較静学をすると、
-技術のバラツキが大きいほどFDI財のシェアが大きくなる。
-代替の弾力性が大きくなるほど貿易財のシェアが大きくなる。(規模の経済)
-水平的FDIの初期費用が小さければFDI財のシェアが大きくなる。
-輸出の初期費用が小さくなれば貿易財のシェアが大きくなる。

Empirics
代理変数を拾ってきてlog-logで分析して係数を見ると、理論的説明と一致した。とくに技術のバラツキによってproximity-concentration tradeoffを説明できることが重要である。

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