2009/06/20

Baumol (1986)

Baumol, William R. (1986) "Productivity Growth, Convergence, and Welfare: What the Long-run Data Show," AER.

横軸にGDP per worker
縦軸にAverage Growth Rate
をとって国別にプロットしていく。
理論的には均衡状態に近づくので右下がりの関係が生まれるはずである。
しかし、実際にはGDP per workerが低いほどGrowth Rateにバラツキがあり、マイナス成長さえも存在する。
この形状は三角形となっており、これをボーモルの三角形と呼ぶ。

後にSala-i-Martinが収斂性を定義した。
均衡水準に収斂していくことをbeta-convergenceと呼ぶ。いわば所得と成長率の右下がりの関係である。
また、所得のバラツキが収斂していくことをsigma-convergenceと呼ぶ。

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