2009/06/13

Ljungqvist-Sargent 26.7.

Kiyotaki, Nobuhiro and Randall Wright (1993) "A Search-Theoretic Approach to Monetary Economics," AER.

清滝信宏「貨幣と信用の理論」
http://www.imes.boj.or.jp/japanese/kinyu/1993/kk12-4-6.pdf

Kiyotaki-Wright modelでは貨幣をsearch and matchingで描写している。

・(0,1)の中で無限に存在する個人は(money,commodity)のどちらかの状態を選べる。
・貨幣供給量MによってM:1-Mの割合で状態が分かれる。
・交換によってcommodityを手に入れた場合、commodityをリフレッシュすることができ、効用Uをゲット。
・(commodity)状態の個人同士では物々交換の費用εが発生。
・(commodity)状態の個人は確率xでしか取引に応じない。
・交換相手を見つける確率はθであり、物々交換も売買も確率は同じ。
・(money)状態の個人は、(commodity)状態の個人がさらにΠしか売買に応じない、と知っている。
・ただし、(commodity)状態の個人はπを選ぶことができる。

このとき(money)状態の評価関数は


(commodity)状態の評価関数は

上記のmax関数が肝となって複数均衡となる。

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