2009/04/18

Bowen et al. (1960)

Bowen, William G., Richard G. Davis and David H. Kopf (1960) "The Public Debt: A Burden on Future Generations? ," American Economic Review, Vol. 50, No. 4 (Sep., 1960), pp. 701-706.

この論文は、現存する資源を使い果たす公共事業は内債を通じて将来世代に負担を移転しているという立場である。もし借入金を使うときに諦める民間消費を負担として定義するならば、公共事業が行なわれる時点で既に生まれている世代の負担となる。内債を購入する分、消費量が減少するからである。しかし、借入による公共事業の恩恵を受けた世代が、生涯の間に諦める民間消費を負担として定義するならば、負担を将来世代に移転しており、この主張のほうが正確であるとこの論文は述べている。

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