2009/02/15

ハフ(1968)

ダレル・ハフ(1968)『統計でウソをつく法』高木秀玄訳、講談社。

ウソを見破るには以下の点に注意しなければならない。
1)誰がそう言っているのか?
2)どういう方法でわかったのか?
3)足りないデータはないか?
4)言っていることが違いやしないか?
5)どこかおかしくないか?

統計操作のいろは
-抽出方法や母集団そのものに偏らせること。
-算術平均、中央値、最頻値などの平均の概念を使い分けること。
-余計な部分を切り取って小さな数字を引き延ばして大きく見せること。
-絵グラフで2倍の変化を8倍(縦×横×高さ)に大きく見せること。
-因果関係のない現象同士に因果関係をつけること。
-権威付け(××博士も推奨!など)。

とくに一般的な統計ではゼロに偏った分布をする統計が多いので、
単純平均>中央値>最頻値となることが有名。したがって、半数以上が平均以下であってもおかしくない。
http://oku.edu.mie-u.ac.jp/~okumura/blog/node/2350
2009年1月22日付け朝日新聞の一面記事。

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